2021年1月13日の夢

今朝、また不思議な夢を見た。内容はこんなことだ。
しかし、この話は正確ではない。ある程度の僕の解釈が含まれている。
僕の解釈を差し挟まないと、現実世界では意味をなさなくなるから。
読む人には変なことのように思える箇所があるだろうけど、夢だから仕方ない。

僕はある企業経営者Mに会った。彼の本を作るために。しかし、彼はとても苦しんでいる。なぜなら、彼のことを正しく理解してくれる人がいないから。そこでなぜか僕が呼ばれた。彼の話を聞く。

彼は幼い頃は貧乏で苦労した。しかし、勉強を続け、留学し、大企業に勤務して独立し、自分の会社を作った。

小さな会社は苦労の連続だ。いつ淘汰されるかわからない、そういう会社でも、彼の創造力によって次第に大きな会社になっていった。だけど、ここに問題が生まれた。大きな会社になればなるほど、理不尽な依頼が来るようになる。

はじめは許容できるがそんなことはしたくはないなと思うレベルの依頼だった。しかし、会社を安定させ、大きくするためには仕方ないと判断し、それをする。すると次の、許容したくはないが仕方なくするべきことがやってくる。次には許容できないが、もうすでに許容してしまったことを破棄するわけにはいかないので、嫌だなぁとは思いつつするべきことがやってくる。なにしろそれをしなければ倒産しかねない。社員を守るためだと我慢してやった。

ところが、このレベルになってくると、自分の会社や業界の人からは理解されても、社外や業界外の人からは「おかしなことをしている」と思われるような内容になっていた。

「これを一般の人には伝えるわけにはいかないな」と思っていたところに、ある事件が起きて、そのことが社外に出てしまいそうになる。それをマスコミの人たちは守ってくれた。とてもありがたいと思った。

ある日、ある集まりに招かれる。それは一般の人には伝えるわけにはいかないさまざまな問題を抱えている企業代表の集まりだった。そこは互いの問題をシェアしてなんとか解決を図るために作られた会Zだった。当初はうまくいっていた。Zに参加した経営者はみな安心した。自分と同じような悩みを抱えている人たちがたくさんいたから。Zはそのような一般に知られてはならない内容を集めて保護することが商売になった。

はじめは善意だったかもしれない。しかし、ちょっと見方を変えると、それをしないと一般に内容がばれてしまうという脅迫のようにも思えなくはないようになっていった。そして、Zの代表が何人か変わると、それは本当に脅迫になってしまった。

「きちんと寄付金を払わないと、あなたの企業の秘密は公になってしまいますよ」

MさんはZに苦情を言う。おかしいだろうと。すると、Mさんの企業の秘密が漏れ出ていった。

一度大衆が誤解をすると、その誤解はそう簡単には解けない。そういう状態の中、Mさんはなんとか経緯を説明するために本を書きたいと言いだした。しかし、Zのことを公にすると、そこに参加しているほかの企業についても批判することになる。

さて、僕には何ができるだろう?

そこで目が覚めた。重い夢だ。

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