1993年、京都でグローバル・フォーラムという会議がおこなわれた。
グローバル・フォーラムはそのとき3回目の開催で、1回目が1988年4月にイギリスのオックスフォード大学でおこなわれた。
東京でグローバル・フォーラムの事務局をしていた人と知り合い、その写真を見せてもらった。
ゴルバチョフ、マザーテレサ、ダライラマ法王、カール・セーガンなど、見知った顔が並んでいた。世界中の政治、宗教、文化、科学の代表格といえるような人たちが一堂に会し、地球環境についての話し合いをする機会だという。その企画を実現した人は国連の元職員で松村昭雄さん。そんな会議が当時おこなわれていたということを僕は知らなかったので「こんなすごいことする人に一度会ってみたい」とつい言った。
1989年の夏だったと思う。僕の会社のデスクに電話がかかってた来た。受話器を取ると「松村です」という。
「どちらの松村様でしょうか?」
「グローバル・フォーラムの松村です」といわれて、びっくりした。
「日本にいらっしゃるのですか?」
「いまニューオータニにいます。少々ご相談したいことがありまして、お目にかかることはできますか?」
その晩、ニューオータニで会った。そして、京都でおこなわれるグローバル・フォーラムを手伝ってほしいと言われる。
映画「新聞記者」のPR
今日「新聞記者」という映画が公開されたそうだ。ネットに色々とPRが回ってくる。それでハフィントンポストに載った以下のYouTubeを見つけた。
これ見たら映画も見たくなる。うまいなPR。
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たった三日で102万回
週刊金曜日の2019年1月25日号に水俣病についての話を書いた。
すると映画「MINAMATA」がジョニー・デップの主演で撮影されていることを知る。
興味を持って調べると、助演者に美波という女優の名があった。
その人のことをまったく知らないのでネットを調べると、美波という人は二人いて、一人はその女優の美波、もうひとりは歌手の美波。
同じ名前が二人いたらややこしいだろうなと思いながら歌手の美波についてさらに検索すると、三日前にYouTubeに上げられた楽曲を見つけた。「カワキヲアメク」という曲。見ると、たった三日で102万回再生されている。おや、と思い聞く。
若者の苦しさが歌われていた。その苦しさは若者特有のもののようでいて、現代の病理につながっているもののように感じた。