ヌースフィアってなに?

YouTubeで、「ヌースフィアってなに?」というシリーズを始めました。

フィジオスフィア(物理圏)、バイオスフィア(生物圏)、ヌースフィア(精神圏)について30年近く考えてきました。その内容を少しずつご紹介していきます。

ヌースフィアについて詳細な説明をしている「現象としての人間」の著者テイヤール・ド・シャルダンについては、こちらに簡単な紹介があります。

ピエール・テイヤール・ド・シャルダンについて

ピエール・テイヤール・ド・シャルダン年譜

YouTubeのシリーズでは、テイヤール・ド・シャルダン以外にもヌースフィアについて考えた人たちについて触れていくつもりです。

ピラミッド社会から球体社会へ

ネットができて、互いに共感し合えるコミュニティがたくさんできた。そういうコミュニティはたいていピラミッド構造にはなっていない。互いの距離がほぼ一致した球体社会と呼んでいいものだと思う。それはまたの名を共感社会とも言えるだろう。

一番わかりやすい球体社会は、最近の家族だ。最近のいい家族はあまりピラミッドのようにはなっていない。かつては父権制とかいって、父親が頂点のヒエラルキーを作っていた。でもそんなのは日本人にはしっくりこなかった。いまの自民党はそれに戻そうとしているようだが、きっと失敗するだろう。現代は球体社会に向かっている。共感社会に向かっている。だから、父親は妻や息子や娘の言うことをなるべく聞くように頑張ってしまう。権力があるのは金を握っている父親だろうが、最近は母親も共働きで金を握っている。頂点がひとつのヒエラルキーにはもうなれない。ヒエラルキーを作ろうとする家族は崩壊しやすい。崩壊とは、簡単に言えば離婚のことだ。だから、円満な家族はあまりヒエラルキーを目指さない。自然と球体社会を目指す。みんなの意見を聞くようになる。

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紅龍さんの大愛瞑想

伊勢神宮の月次祭にはじめて参列したのは、2008年6月だった。そのときの様子はこちらに書いた。
https://www.tsunabuchi.com/waterinspiration/p36/
神嘗祭にも行った。そのときの様子はこちら。
https://www.tsunabuchi.com/waterinspiration/p2982/#more-631
どちらのお祭りも紅龍さんにお導きいただき参列した。
紅龍さんは当時開運カウンセラーとして働いていた。
『開運ハッピーステップ』という本を出版なさっている。
10年ほど前、主婦の友社から出ていた『全開運!しあわせ』という雑誌に連載させてもらったことがあるが、紅龍さんから編集長をご紹介いただき、連載することになった。そのときのpdfがこちらにある。
http://www.healingwriting.com/pdf/iyashinojikan.pdf

紅龍さんは2012年頃から國學院大學に入学され、神道の研究を本格的に始めた。首席で卒業して神職にもなった。ところが、次に何をしようかと考えていたとき、大愛が降りてきた。大愛とは、ある心の状態。そのことについていろんな人にお話ししていくうちに、大愛瞑想という形にして、瞑想ワークショップをするようになった。それは瞬く間に広がり、全国で開催され、紅龍さんは大忙しになっていった。

2018年からレゾナンスCafeで一緒に初詣に行くことにしていた。2019年の初詣も、紅龍さんと一緒に行くはずだったが、体調が悪いということで、欠席なさった。
「なんのことはない、大丈夫」とのことだったが、それから数ヶ月、大愛瞑想はおこなわれていなかったし、連絡も取りにくいので、ある日会いに行った。とても具合が悪そうだった。

それからまた一月後くらいに会いに行った。とてもやせていて、歩くのも大変のようだった。それから何度かお見舞いに行ったが、なかなか良くはならなかった。

すっかりやせて、彼女も死を覚悟した頃、「大愛瞑想を本にして」と頼まれた。

紅龍さんは2019年9月27日、永眠なさった。

約束の本はできたが、出版社が決まらなかった。亡くなって一年がたっても決まらない。あまり先延ばしにするのはよくないなと判断して、できた本をepubにして、大愛瞑想に参加していた人たちを中心に配布することにした。

紅龍さんがこの世に遺していったプレゼントです。ぜひお読み下さい。
https://www.tsunabuchi.com/epub/biglovemeditation.epub

これを読むためにはepub用のリーダーアプリケーションを入手してください。

pdfで読みたい方はこちらです。
https://www.tsunabuchi.com/pdf/biglovemeditation.pdf