ドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ(The Cove)」ついに日本で公開

こちらで話題にしたドキュメンタリー映画「The Cove」が、東京国際映画祭で公開されることになりました。

「ドキュメンタリー映画The Coveについて」

「The Cove への反論」

東京国際映画祭からの発表はこちら。(このページは閉鎖されています)

上映はたった一度なのできっと混むでしょう。明日チケット予約開始です。

映画としてはかなり面白いようです。こちらに映画の批評があります。(このページは閉鎖されています)

どんな映画か楽しみ。見方によって笑ったり、怒ったりしそう。

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「The Cove」への反論

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ザ・コーヴ(The Cove)を見てきました。

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原子力発電所を作り続ける理由は?

きっこのプログで上関原発のことを知った。

もっと詳しく知るためにはウィキペディアを見るといい。

放射性廃棄物の処理法がいまだに確立していないにも関わらず、どうして原発を作り続けるのか、理解ができない。数千年、数万年、ものによっては数億年ものあいだ、安全に管理し続けられるわけがない。しかも廃棄物の量は増えていく。

電力が足りないことを理由に原発を作り続けて果たしていいのだろうか。受験生が勉強し続けるために覚醒剤を打つようなものだ。そのときはいいかもしれないが、あとでツケがまわってくる。

科学技術の発展によって放射性廃棄物の処理法が必ず確立されるというが、それは眉唾ものだと僕は思う。それが可能になる理論があり、それを実現するために努力しているのなら可能性もあろうが、放射性物質の半減期を早めるような理論が果たしてあるのだろうか。僕は聞いたことがない。誰か知っていたら教えて欲しい。

地球上はどこも流動的だ。どんなに深く埋めても、地層ごと流れていく。数億年のスパンが必要な放射性廃棄物はいつか生物に影響を与えて巡ってくるだろう。それが怖ければ宇宙空間に出すしかないが、宇宙に送る途中で事故が起きたらもう終わりだ。

民主党は原発肯定なので、これからも作り続けられるだろう。原発肯定派はこれから起きてくる出来事に目をつぶっているとしか思えない。数億年のあいだ、安全に放射性廃棄物が保持されることを信じるのなら、もっと別のエネルギーの開発を信じる方が現実的だ。原発をどのように減らしていくかを考え始めない限り、いつまでたっても自分の首を濡れた革紐で絞め続けるようなことになる。革紐が乾かないように、せっせと水をかけ続けるしかない。

「ザ・コーヴ(The COVE)」への反論

「ドキュメンタリー映画「The COVE」について」で書いた冗談を本当にやっている人がいたのでご紹介。いろいろと書くよりYouTubeを直接見てもらいましょう。

ほかにもこんなものがあった。

(ここにあった映像は現在視聴できません)

これに最初に出てくるおじさんの話はストレートでわかりやすくて笑ってしまう。

これらを見ると、どうしてもIWCの議論を引きずっているように思える。なぜアメリカを中心とした反捕鯨国は、そこまでイルカやクジラを大切にしようとしているのか理解しがたい部分が残る。ビデオの中に人種差別と同様に動物差別があるからだという主張があるが、そうなのかなぁ?と思ってしまう。

以前聞いた話でなるほどなぁと思ったのは、かつてアメリカ人はインディアンを大量に殺した。その罪の意識から、とにかく何かを徹底的に保護しない限り、その埋め合わせができないからするんだと言うこと。でも、それでも何か釈然としない感覚が残る。

「The COVEについて」のコメント欄に「なぜ日本人ばかりが責められるのでしょう?」という質問があったのだが、僕は「アメリカ人は日本人なら話が通ると思っているのでは?」と書いたが、でもそれ以上の何かがあるような気もする。

twitterで知り合った作家の渡辺由佳里さんが、あるときこうつぶやいた。渡辺さんはアメリカで暮らしている。
「税金をどっかり払ったところ。私の半分も払っていない米国民が「私の税金で移民を養いたくない」みたいなことを言うたびに、凶暴な感情がわき上がるぞ」

それに対して僕はコメントした。
「@YukariWatanabe 日本でも移民がこれからますます増えるでしょう。建前ではいいこと言っても、本音では「あまり移民が増えると日本の文化が壊されるかも」なんてつい考えてしまいます。こんな僕にどう考えればいいのか、適切な助言を下さい。」

以降のやりとりは以下の通り。
「@yoji_t それはとても難しい問題ですね。140字ではとても語れない(笑)。社会経済的に低いレベルの移民が多い地域は犯罪が増えるし、教育レベルが高い移民がほとんどの私の町でもある種の問題が発生しています。門戸を開く前にじっくり寛容である点と譲らない点を考えねばなりませんね」
「@yoji_t @tinouye 以前Bostonで連載していたルポがあります。blogへのUpが中途のままですが、それでよろしければどうぞご覧ください。 http://bit.ly/DkUKI

いただいたURLのルポを読むと、なるほど人種差別がこうやって始まるのだと言うことがわかる。

ポイントは「互いに自分はわかっている気になってしまうこと」。相手のことが理解できていないのに、勝手に理解した気になってしまうこと。

僕もきっといろんなところでわかった気になっているんだろうなぁと思う。

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