宇多津の未来は幸せか? その2

ひさしぶりにきれいな夕焼けを見た。場所は宇多津海浜公園。宇多津町は香川県にあり、本州から四国へと瀬戸大橋を渡ると宇多津町に着く。宇多津海浜公園内にはいくつかの施設がある。僕が一番興味を持ったのは復元塩田だ。このあたり一帯はかつて入浜式塩田だった。近代化が進み、製塩がイオン交換樹脂膜式になることで昭和47年、宇多津町の塩田・製塩事業は終わりを告げた。

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宇多津の未来は幸せか? その1

9月20日(土)と21日(日)の二日間、宇多津町保健センターで「宇多津町の未来は幸せ? それとも不安?」と題されたシンポジウムがおこなわれた。一日目は講話者としてマーケティングコンサルタントの西川りゅうじんさん、二日目は医師の小林弘幸さんが呼ばれていた。モデレーターは尾中謙文さん。2日目の内容は、後日アップする。

 

メインパーソナリティ
西川りゅうじん氏
マーケティングコンサルタント。ウォークマン、ジュリアナ東京、六本木ヒルズ、福岡ドーム、京都駅ビル、愛地球博のモリゾーとキッコロ、奈良のせんとくん、全国的な焼酎ブームなどの仕掛け人として知られている。経産省の地域の魅力セッション、信用金庫協会の商店街コンテストの審査委員長などを歴任している。現在は厚生労働省の健康寿命をのばそう運動のスーパーバイザーをしている。神戸出身で讃岐が大好き。

 

モデレーター
尾中謙文氏
認知科学者、内閣府や総務省、ブラジル大統領、フランス大統領、シンガポール政府の戦略プランナーとして活躍。アートディレクター、作曲家、キャスターなどもやる。北京オリンピックの招致活動など、国内外で高い評価を受けている。コロンビア大学客員教授としても活躍している。

 

尾中 みなさん、こんにちは。今日は西川りゅうじんさんをお迎えしてシンポジウムを開きます。

 

西川 知り合って20年くらいですかね。今日もお招きいただいたありがとうございます。

 

尾中 西川りゅうじんさんはもうメディアなどによく出ていらっしゃるのでみなさんよく御存知だと思いますが、六本木ヒルズとか難しいブランディングをなさってますね。

 

西川 はい。まず自己紹介をさせていただきますね。マーケティングコンサルタントをしている西川りゅうじんと申します。よろしくお願いいたします。高いところから失礼いたします。西川という苗字でやっていますので、ときどき西川きよし師匠はどうしてますかと質問され、よくその一門の人と間違われます。スタッフから番組のあとで振込先は吉本興業でいいですかといわれたこともありました。
 りゅうじんというのは本名で、法隆寺の隆、西郷隆盛の隆に、尋常小学校の尋、尋問の尋と書きます。家がもともと神主でした。それで隆尋と名付けられましたが、いまの人には読めないと名前をひらがなにしています。さきほど仕事に関して紹介していただきましたけど、仕事は、天の時、地の理、人の和がないとだめですね。なんといっても人のご縁ですね。こういうご縁が世の中を動かしていく。これは時代が変わっても変わらないのかなと思います。今日はお呼びいただき、ありがとうございます。

 

尾中 宇多津町は昔からよく御存知なんですよね?

 

西川 よくというほどではないのですが、神戸にいたので両親の旅行先だったり、父が経営していた会社の取引先が丸亀にあったりもしましたのでちょくちょく来ました。宇多津町に来たときの思い出は、塩田がなくなったのが1972年ですから、おそらく小学校くらいのときだと思います。とにかく塩田のイメージですね。当時は国道11号というのがありました。いま33号ですね。いまバイパスが11号に移りましたけど、おわかりになる方にしかわからないと思いますけど、その33号沿いを車で走ったときの景色が印象的でしたね。とにかく塩田があって、白いイメージがありますね。塩田でできた塩が道にも飛んできて、このあたりを走ると車が真っ白になってしまう。そういう景色を見た一番最後なんですかね。
 あとこのあたりでは太鼓台の祭があったんですね。香川県の西から愛媛県の東のほうにいたる祭で、もとはきっと雨乞いの祭ですよね。宇夫階(うぶしな)神社で、さあしましょうと。勇壮な祭ですよね。それを覚えていますね。獅子舞も有名でしたね。

 

中国に如何に向き合うか〜パネリストプレゼン

3月26日におこなわれた国家ビジョン研究会主催シンポジウム『中国と如何に向き合うか』のパネリストプレゼンテーションの概要を記します。前項と同様メモによる文章なので、細かいニュアンスなどには間違いがあるかもしれません。さらに、これらはかなり省略されています。

 

森本敏氏(前防衛大臣・拓殖大学教授)

中国は国際法を恣意的な解釈で行動してくる。このような国家に対してどのように接するのか対策を講じなければならない。特に中国は法制度がはっきりと確立してないところに介入してくることが顕著。このような国家をどう従わせるのか。たとえば海洋・宇宙・サイバー空間。背景にはもちろん共産党の意思がある。

なぜ最近になって中国がアプローチしてきたのかというと、資源獲得のためという人が多いがそれだけではないと考えている。背景にはあの海域を中国の領海にし、ゆくゆくは沖縄を琉球諸島と呼んでいることからもわかるように沖縄をも領土にしようとしている目論見が透けて見える。そのために尖閣諸島に対して様々な施策を施してくることで、日本の弱点がどこにあるかを探っているのだと思われる。どのような挑発をすればどこまでの対応をするのかを確認している。だから最悪のシナリオを考えて行動していかなければならない。

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