2011年5月1日と2日に、水無神社の例祭に行ったことはこちらに書いた。そこで、土地の古老に30年に一度のお祭りが櫻山八幡宮でおこなわれると聞き、2日で帰るつもりだったが、一日延ばしてそのお祭りを見ることにした。なにしろ30年に一度のお祭りだ。そのことを当時書こうと思っていたのだが、忙しさにまぎれて書き忘れていた。3年も経ってしまったが、そのときの概略をここに記しておく。
2日に高山駅と櫻山八幡宮のあいだを流れる川沿いにある宿を取った。そこは宿主のよれば森村誠一氏の定宿なのだそうだ。まずは2日のうちに近辺を探索。
翌日から始まる祭の準備がいろいろとなされていました。まずは参道に奉納灯籠が並んでいました。
境内に入る鳥居の脇には「式年大祭」と書かれた看板がありました。
すごいなと思ったのは、参道の坂に敷き詰められた筵です。それを滑らないように細い木で止めてありました。
ここでおこなわれる高山祭が有名で、それには屋台の引き回しがおこなわれる。その屋台が展示されている高山祭屋台会館に行き、屋台を見た。
屋台によってはからくり人形が仕込まれていて、精巧な動きが楽しめた。
お祭りの初日。この大祭は三日間続けられたが、僕が滞在したのは一日だけだった。大祭の三日間のあいだに飛騨近辺の147社から御輿や行列が集まる。一社につき、かなりの人数がやってきた。ざっと見て一行列少なくとも30名、多い場合は100名以上いたのではないかと思う。もし一社につき50名ずつやって来たとしたら、合計で7350名が行列してくることになる。これを三日で等分しても一日2450名の行列だ。それに参拝者、観光客が加わるととんでもない人数になる。それぞれの神社が趣向を凝らし、着飾ってやってくる。もっとゆっくり見たかった。なにしろもう一度見られるのは、30年後。