国会前の戦争法案反対集会2015.6.24

 

6月24日におこなわれた戦争法案反対集会がどんな具合なのか見てきた。そのときの様子は上の映像の通り。

永田町駅の出口1を午後五時頃に出て、参議院議員会館、衆議院第二議員会館、衆議院第一議員会館の前を歩いていく。歩道をふたつに分けて、議員会館側に戦争法案反対を訴える人々はいた。しかし、みんな整然として混乱はまったくない。警官の指示にみんな従い、いざこざのようなものはまったくなし。

「総理官邸前」の信号を左折して、歩行者用信号を渡る。バリケードがあり、警官が警護していた。

しばらくまっすぐ歩いていくとはじめてふたりの警官に呼び止められる。

「抗議活動の参加者ですか?」

「いいえ。このあたりの様子を写真に撮ろうと思って」

ひとりはどうぞと言って道を開けてくれたが、ひとりは不満げな顔をした。

衆議院南門の前にも警官が数人いたが、そこは素通りし、坂を降りきり左折。国会正門前に向かって歩く。国会正門前で再び警官に呼び止められた。

「抗議活動の方ですか?」

「いいえ、この当たりの状況を写真に撮りたくて。何か問題がありますか?」

「いえ、抗議活動の方でなければ結構です」

再び国会正門前を歩いていく。衆議院正門から参議院正門まで歩き、そこで右折して歩行者用信号を渡る。渡った先には鉄格子が設置され、警官が開け閉めをしている。そこにはすでに何百人かの抗議活動の人々がいた。しかし、思っていたより少ない。この人数では抗議活動も威力がないなと思った。

そのまままっすぐと坂を降りていくと、途中で警官に何事か訴えている年配の方がいた。「こんなことだから小澤さんも罠にはめられちゃうんだよ」というふうに聞こえた。

「国会正面前」のT字路から、「国会前」の大きな交差点に降りていく。「国会前」の交差点で写真を撮ったが、この位置からではほとんど抗議活動の人たちは見当たらない。

国会に向かって右側の歩道を歩いてきたが、信号を渡って左側の歩道を国会に向かって歩いていく。こちら側は30名程度しかいない。

抗議活動になるのかどうか、心配になった。

このまま歩いて国会正門前へ。信号を渡ろうとしたら警官に呼び止められた。

「抗議活動の人は渡れないよ」

「この当たりの写真を撮ろうとしているだけです」

ふたりいた警官のうち、ひとりは穴が開くように僕の目を見つめる。明らかに威嚇している距離に顔を近づけ、じっと見るので「何か問題ありますか?」というと、さらに目を見開くので、「さっき向こう側を歩いてこちらに渡り、向こうに戻るだけですよ」と言った。

信号を渡り衆議院正門前を通る。さきほどの警官は僕のことを覚えていたようで何も言われなかった。衆議院正門から参議院正門の方向にそのまま歩き、憲政記念会館前を国会の壁にそって左折すると、そこにも警官がいた。呼び止められる。

「ここは六時になると通れなくなります。申し訳ないのですが、道の反対側に行って下さい」

「そうですか」と言って、憲政記念会館前の信号を渡り、国会前に戻ってみる。あたりの雰囲気がさっき通ったときより緊張している。そろそろ何かが始まるんだなと思い、少し離れたところで様子を見る。六時頃から続々と人が集まりはじめる。

午後6時30分を過ぎて抗議活動が始まった。それ以降は上の映像にある通り。

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