なぜモレスキンを使い始めたのか?

3つ前に書いた記事、『モレスキンのような手帳を使い続けること』がモレスキンのファンサイト、モレスキナリーに掲載されました。こちらです。とてもうれしかったので思わず『日刊 気持ちいいもの』にも書いてしまいました。

そもそもなんでモレスキンを使い始めたのかを思い出すと、大学生の頃がきっかけでした。もう30年ほど前になりますが、中国旅行に行きました。友達と四人で行ったのですが、そのときにずっと毎日の記録をとり続けていたのです。どこのレストランに入ったとか、どこでどんな事件が起きたとか。あとで読み返すととても面白かったのです。それをたまたま友達の知り合いが見て、その人が発行しているミニコミに原稿を書いてくれと頼まれたんですね。それが僕のライターデビューでした。大学三年の頃です。それ以来、旅に出るたびに記録を残し続けました。その頃はハンディなノートで、モレスキンというものは知らなかったのですが、旅に出ると書き物をする癖がつきました。

就職するとシステム手帳を使っていました。スケジュールのページ以外にも横罫のページを仕込み、そこに時々メモを書いてました。それがのちのち企画に役立ったりするのです。驚いたのは、先輩に頼まれてレコード会社のオーディションのようなものを聞きに行きました。先輩は別件の仕事があって行けなかったので、そこに書いたメモを元に報告書を作ったら、それがレコード会社に手渡されて、「一番素敵」と書いた人がデビューすることになったりもしました。

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モレスキンのような手帳を使い続けること

ここ数年モレスキンを使い続けている。ときどきモレスキンのような手帳に浮気することもあるが、概ねモレスキンを使い続けている。使い続けてわかってきたことがある。それは書くことの大切さだ。いまさらと思うかもしれないが、最近実感するようになってきた。

以前はとにかく大切そうなメモをモレスキンに取っていた。しかし、最近は自分にとって大切そうな資料もそこに書くことにしている。たくさんの資料を読むとき、固有名詞や数字など、大切だけど忘れやすいものがある。それらをそこにまとめておくのだ。一度書くと、書くために考えるので忘れにくくなる。さらにもし忘れても手帳を見直せば概要がすぐに思い出せる。これはなかなかいいことだ。

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